個別指導にはオーダーメイドの教材を!

個別指導では、その子どもに合った教材を使って、その子どもに合った指導方法で学習を進めます。

例えば、漢字の苦手なA君の指導を考えてみましょう。

A君は何故漢字が苦手なのでしょう?原因を追求します。(アセスメントと言います)

①発達検査様々な発達検査があります。(WISC・KーABC・新版K式・・・など)どの検査をするのか?テストバッテリー(2つ以上の検査結果を掛け合わせる)をするのか?社会性やLD傾向を検査するものもあります。

②観察法:子どもの状態を観察します。読む力、書く力、目の動き、手先の器用さ、身体の動き・・・などを観察して原因を探ります。目の動きが悪いと読むことにも書くことにも影響を与えます。手先が不器用だと字を書く時にマスからはみ出したり、形がうまく取れません。

③話をする子どもから話を聞きます。どうして漢字を書くのが苦手なのか?好きなことや興味を持っていることは何か?得意なことは何か?どんなことがしたいか?・・・など、面談を通して本人の気持ちや悩みを聞きます。また、保護者学校の担任の先生(可能ならば)に話を聞いても情報が得られます。

 

結果を総合して、学習方法を考えていきます。どこでつまずいているのか?何が原因か?どうしたらうまくできるようになるか?これらを表にしていきます。

つまずいている原因に対して原因を取り除く方法を考えます。

つまずいている原因手先が不器用で字の形がうまくとれない。目の動きも滑らかでない。

手立て手先の訓練(線を書く・塗り絵をする・豆の移し替えゲームなど) ビジョントレーニング(点つなぎ・目の運動・瞬時にターゲットを見つけるゲームなど)

指導方法

ウォーミングアップで豆の移し替えゲームなどの手先を使う練習をする。漢字は粘土で作ったり、木の板を使って漢字を作ったりして手先を使いながら漢字を覚えるようなゲームをする。

漢字カードを使って、漢字と漢字の読みをマッチングさせるゲームをする。編と旁を合わせて漢字を作るゲームでも良いです。

子どもが興味を持っているもの(例えば歴史だとします)に関する漢字を使って学習しても良いです。歴史上の人物の名前から漢字を読んだり書いたりします。自分が好きなものは少し難しくても頑張って学習ができます。

教材

豆を移し替えるゲーム市販でも売っています。でも家庭でも簡単にできます。小豆などを入れた容器と空の容器を用意して、箸を使って入れ替えるゲームです。手先が不器用だと箸をうまく持てないので豆はポロポロ落ちてしまいます。上手に運べるように何回も練習します。

木の板を使って漢字を作る市販の木の板を使って漢字を作ります。作る時に漢字の構造や線の交わりなどを意識させます。手先が不器用でも板を並べていくので簡単です。

漢字カード漢字カードはオリジナルのものです。漢字カードの裏に漢字足し算カードがあって、漢字読みカードの裏に漢字意味カードはあります。

漢字カード読みカードマッチングさせても良いし、意味カードを見せて熟語を考えさせたり、熟語を使った文章を考えさせたりしても良いです。読みカードを見せて、同じ読みの漢字を考えさせたも面白いです。マッチングの時間を測って、早く正確にできるように練習をしても良いです。

色々な教材が市販でもあります

今回は個別指導の中で使っている教材を紹介しました。

特に漢字の読み書きでつまずいている子どもの指導に役立つ教材です。

4年漢字カード

漢字カードは1つの漢字が4枚1組になっています。

漢字カードの裏に漢字足し算カードを入れてラミネート加工します。

漢字読みカードの裏に漢字意味カードを入れてラミネート加工します。

漢字足し算カードは、子どもに漢字を見せて、漢字を自分で覚えられるパーツに分けて足し算を考えます。部首はその漢字の部首を書きます。タイプは編・旁などの構成を書きます。(詳しくは村井敏宏先生の著書読み書きが苦手な子どもへの(つまずき)支援ワーク」をご覧になってください。)この本を参考にして作りました。

漢字カードと漢字読みカードを並べてマッチングをするゲームもできます。

使い方はそれぞれの子どもの特性に合わせて考えてください。

板で漢字を作ったものです。

学習プリントが豊富に用意されているサイトもあります。ご紹介しますね。

郡山北小学校ことばの教室 中尾和人先生「教材倉庫」です

http://www1.kcn.ne.jp/~nakao/menu.html

実は私のSST教材も紹介していただいてます。