ひらがなカードで語彙を増やそう!

 

言語学習の入門期に語彙の少ない子どもは、学習に遅れが出てしまいます。

小学校1年生でひらがなの学習をする時に、ひらがなを使った言葉をたくさん知っている方が覚える時に楽です。

 

ひらがなカードで学習をすれば、たくさんの言葉を覚えることができます。

例えば『あ』のつく言葉をどのぐらい知っているでしょう。

生活経験が豊富な子どもは、いくつも挙げることができます。

反対にそれまであまり文字に興味がなかった子どもは、少ししか言葉を思い浮かべることができません。

語彙を増やすためのゲームを紹介します。

 

1○のつくことば集めゲーム

『あ』のつくことばを集めます。

1人ずつ『あ』のつく言葉を言っていきます。

最初が『あ』ではなくても言葉の中に『あ』がついていたらOKとします。

『あり』『あさ』『あくび』『すなあそび』などと思いつく限りの『あ』のつく言葉を言っていきます。

初級10個 中級20個 上級30個 最上級30個以上などと言葉集めをした数によって段階を上げていくのも良いと思います。

 

2ことば作りゲーム

ひらがなカードを並べて、知っている言葉を作っていきます。

何枚使ってもOKです。

いくつ作れるかで勝負しても良いと思います。

ひらがなカードが2セットあると、『きつつき』など同じひらがなが2つある言葉も作れます。

小さな『つやゆよ』などは言えば良いことにします。

 

3ことばしりとり

ひらがなカードを並べて置きます。

最初の人が「あり」とカードを指さします。

次の人は「りす」と「り」で始まる言葉を考えて指さします。

次の人は「するめ」と「す」から始まる言葉を指さします。

このように順番にしりとりをしていきます。

 

ホワイトボードなどにひらがなカードを貼って、タッチしていくやり方も良いと思います。

 

言葉が思い浮かばない場合は「お助けマン」を指名して良いことにすると気持ちが楽になります。

「お助けマン」カードを使って代わりに答えてもらいます。

 

ホワイトボードの隅にしりとりで出てきた言葉を書いていくと、ゲームが終わった時に言葉を可視化することができます。

みんなで言っていくと、言葉の数が増えていきます。

 

4ことばバスケット

ひらがなカードを8枚ずつ配ります。残りは山札にして置きます。

真ん中に箱を置きます。

最初の人が山札から1枚とって「最初は『あ』」と言いながら箱の中に入れます。

プレーヤーは『あ』から始まって、自分の持ち札で終わる言葉を考えます。

『り』を持っていたら『あり』と言いながら『り』を箱の中に入れます。

次は『り』から始まって、自分の持ち札の中から言葉を考えます。

順番ではなく、早く思いついた人がどんどん箱の中に入れていきます。

自分の持ち札が早く無くなった人の勝ちです。

 

ひらがなカードには特別カードが入っています。

例えば『植物の名前』『国の名前』『3文字以上の言葉』などのカードです。

自分の持ち札の中に特別カードが入っていたら使っても良いです。

 

どうしても思いつかない場合は山札から1枚引いても良いです。

 

言葉を考えなければいけないので、一生懸命知っている言葉を思い浮かべます。

早い者勝ちなので、言葉を多く知っている人が有利です。

何回もやっているうちに知っている言葉が増えていきます。

 

5言葉ポーカー

ひらがなカードを5枚ずつ配ります。残りは山札として置きます。

自分の持ち札を並べて言葉を作ります。

2文字だと2点、3文字だと3点・・・というふうに得点が入ります。

山札から2回だけカードをチェンジすることができます。

山札の横には「気持ちカード」を置いておきます。

気持ちカードを最後に選んで、5文字気持ちカードで6点にしても良いです。

 

例えば『こ』『お』『か』『ま』『ぬ』が持ち札にあったら

『こまいぬか』でびっくり顔をつけて6点になるわけです。

 

面白い言葉を考えてみんなに『👍』カードをもらいます。

何回かやって『👍』カードをたくさんもらった人が勝ちです。

 

6回文書作り(上級編)

回文書というのは、「しんぶんし」のように、始めから読んでも終わりから読んでも同じ言葉のことです。

ひらがなカードを使って回文書を作ります。(2セット用意)

2人1組でチームになって作っても良いです。

ひらがなカードを並べながら回文書を考えていきます。

できたチームからホワイトボードに書いていきます。

1つできたら、次の回文書を考えていきます。

 

20分など時間を決めてできたところまでで、たくさん考えたチームの勝ちです。

最後にみんなで回文書を読んでいきます。

おもしろい回文書には「👍」カードを渡します。

 

 

今回は「ひらがなカード」を使ったゲームをいくつか紹介しました。

 

「ひらがなカード」だけではなく、「カタカナカード」や「ローマ字カード」なども使ってたくさんのゲームができると思います。

工夫次第で色々な使い方ができます。

 

子ども達が言葉に興味を持って、日頃の生活の中で言葉を見つけたり、増やしたりできればとても良いと思います。

言葉を覚えなければいけないと思うと、辛くなります。

楽しくゲームをしながら、言葉を覚えていければ、苦痛ではありません。

子どもの状態に合った使い方をしてください。

もちろん市販のものもたくさんあります。

ひらがなカードは誰にでも作れます。1つの参考になれば幸いです。

 

ひらがなカード2

 

ひらがなカードの作り方

1ひらがなカードは、10面の名刺カードに印刷します。(百均だと10シート入りで100円)

2ひらがなカードの他の「特別カード」と「気持ちカード」も10面の名刺カードに印刷します。

3表紙カード3種類あります。

ひらがなカードに『絵の具マーク』がついているのが「ひらがなカード」用です。

ひらがなカードに『レインボーマーク』がついているのが「特別カード」用です。

ひらがなカードに「⭐️」がついているのが「気持ちカード」用です。

それぞれの表紙も10面名刺カードに印刷します。

4表紙と「ひらがなカード」「特別カード」「気持ちカード」を合わせてラミネートします。

ラミネートは「名刺サイズ」より、「診察券サイズ」などの方が良いと思います。

ラミネートが面倒なら、画用紙に印刷して切って使ってもOKです。

もちろんA4サイズの紙に印刷して切っても使えます。

それぞれに工夫して作ってくださいね。

 

イイねカード

 

郡山北小学校ことばの教室 中尾和人先生「教材倉庫」です

http://www1.kcn.ne.jp/~nakao/menu.html