クッキング

子ども達はクッキングが大好き!

家でも親の手伝いをして、クッキングが得意な子どももいますが、レインボー塾に通ってくる子どもの大半は未経験の場合が多いです。

始めのうちは、包丁で野菜を切るのもこわごわで、見ているこちらもハラハラしていますが、慣れてくると上手になっていきます。

じゃがいもやニンジンの皮をむいて(ピーラーで)櫛形に切っていくのもちゃんとできるようになります。

卵を割ることができなかった子どもも、そのうち片手で割っています。

経験することはとても大切なことだと思います。

クッキングはイベント活動と一緒にやることが多いです。

月に1回イベント活動があります。

その時に料理を作ってみんなで一緒に食べます。

ゲームをしたりおしゃべりをしたりして楽しむパーティーです。

クッキングの計画を立てます。(何を作る?)

クッキングのやり方を調べます。(どうやって作る?)

クッキングの材料を買いに行きます。(何がどの位いる?)

クッキングの分担を決めます。(誰が何をする?)

*クッキングを始めます。

クッキングは簡単なものから

子ども達は料理をすることを楽しみにしていますが、内心できるだろうか?と不安にも思っています。

難易度の高い料理だと、失敗をしてしまう確率も高くなっていきます。シェフを養成しているのではないので、簡単に作れるものにします。

ホットケーキミックスなどの、卵と牛乳を混ぜれができるようなものです。

大切なのは、やればできると感じてもらうことです。

クッキング例

*ホットケーキ・パンケーキ・クレープ

*たこ焼き

*お好み焼き(ちょっとグレードアップです)焼きそば

*サンドウィッチ

*ケーキ(ケーキ台に飾りをつけます)

*カレー・シチュー

*バーベキュー   などなど

カレーやシチューは、かなり慣れてきてから取り入れています。

学年の発達段階によってメニューを選んだり、アシスト加減を調整したりします。

調理する時に、道具の使い方や材料の切り方、火加減、道具の片付け方など、基本的なスキルを教えていきます。

調理は分担を決めてやっていきますが、上手な子どもは他の子どもの分も一緒に手伝ったり、やり方を教えたりします。

協力すること譲り合うこと一緒に作り上げることなどたくさんのことを学びます。

 

みんなで作った料理を一緒に食べるのは楽しい

孤食が多くなっていると聞きます。塾や習い事があって、夕食を家族と一緒にたべることができない子どももいます。みんなでワイワイおしゃべりをして食事を楽しむ習慣がない子どももいます。

食事を一緒に食べることは、身体と心に栄養を摂ることだと私は思っています。

一緒に食べていると、みんな笑顔になっています。自然にゲームのことや趣味の話をして盛り上がっています。共通の話題ができてきます。食べることや話をすることを楽しんでいます。

後片付けも大切です。みんなで協力して行います。

★アレルギーがある子どもがいるので事前にチェックする必要があります。小麦粉・牛乳・ナッツなどは特に注意します。(中にはイチゴ・キウイなどにアレルギーがある子もいます)

 

制作活動

 

子ども達は作るのが大好き!

レインボー塾に通う子どもの中には、絵を描くことが苦手な子どもがたくさんいます。人間は棒人間しかかけません。イメージすることが難しいのです。

でも、物を作ることは好きな子どもが多いです。手先はあまり器用ではありませんが、何かを作りたいと思っているので、一生懸命取り組みます。

制作活動もイベント活動と一緒にやることが多いです。

イベントでみんなと一緒にやりたいゲームやおもちゃを作ります。

制作する物を決めます(何を作ろうか?)

制作する物の作り方を調べます(どうやって作るか?)

制作する物の材料を買いに行きます(何が必要か?)

制作する分担を決めます(誰が何を作るか?)

*制作を始めます

 

制作はみんなで作るものを!

個人で作るものを制作するときもあります。

例えば

*フエルトで小物を作ろう(ティッシュ入れ・財布・人形)

*オリジナル傘を作ろう(100円の傘にマジックで絵を描く)

*クリスマスリースを作ろう

*うちわに絵を描こう(100円のうちわに絵や字や模様を描く)

*オリジナル風鈴を作ろう(100円の風鈴に絵を描く)

*写真立てを作ろう

*来年のカレンダーを作ろう・・・・などなど

自分の物を作る喜びがあります。できた物を家に持って帰って家族に見せたり、家を飾ったりすることができます。

 

みんなで使うものを一緒に作る

例えば

*お正月遊びを作ろう(羽子板・コマ・ダルマ落とし・凧など)

*鬼退治ボーリングを作ろう(ペットボトルに鬼の絵を貼る)

*ひな祭り迷路を作ろう(缶にひな祭りの絵を貼る迷路)

*オリジナルかるたを作ろう(分担を決めて読み札と取り札を作る)*大きな鯉のぼりを作ろう(シートに絵や模様を描く)

*ビー玉落としを作ろう(牛乳パックやペットボトルで作る)

*オリジナルスゴロクを作ろう(模造紙にスゴロクを描く)

*ストラックアウトを作ろう(段ボール箱に穴をあける)

*カーリングを作ろう(紙皿とコップを組み合わせる)

*ダンボールハウスを作ろう(ダンボールを組み合わせて家を作る)

例をあげたらキリがないほど作るものは多いです。

制作には廃材を使って!

ペットボトル・缶・牛乳パック・紙皿・紙コップ・割り箸・ダンボールなど、廃材を使って制作をすることが多いです。

ペットボトルボーリングは、ペットボトルに色々なキャラクターを貼って立てるだけです。ボールを転がして倒す遊びです。

でも、2月には鬼の絵を、3月にはお雛様を・・・季節に合わせて色々なキャラクターの絵を貼れば1年中楽しむことができます。

牛乳パックでは、ビー玉転がしの他にも、椅子や机を作ったり、ピョンピョンがえるを作ったり、迷路を作ったり・・・工夫をすれば幾つでも制作することができます。

他の材料もあります。流木・落ち葉・石・木の枝・ドングリ・貝殻・砂・ビンのかけら(海辺で拾った丸くなっているもの)・・・

身近な所に材料はたくさん転がっています。見つけると(これはどんな物に使えるかな?)と色々想像してしまいます。

お金をかけずに作ることができるものはたくさんあります。

レインボー塾では、材料をストックして分類してあります。

道具も整理してトレーに入れてあります。

制作活動の時には必要な物を並べて置いておきます。

ルールは「使った後は元の場所に戻す」です。

 

みんなで一緒に作り上げる喜び

1人で作ることが好きな子どももいます。

自分の世界に入って楽しんでいます。

他の人と物を共有するのが苦手な子どももいます。

自分のペースで作っていきたいと思っている子どももいます。

制作活動にはドラマが!

でも、共同制作になると、そうも言ってられません。

分担を決めて一緒に作っていきます。

道具や材料も他の人と譲り合って使います。

みんなと一緒ですから、自分のペースでは間に合わないことがありイライラする子どももいます。

作り方で意見の相違があって喧嘩になることもあります。

自分の領域を侵されたと怒る子どもも出てきます。

自分が思った通りにうまく出来なくて、癇癪を起こして、作ったものをグチャグチャに壊す子どももいます。

制作活動の間には、色々なドラマが展開されます。面白いですよ。

 

葛藤場面は問題解決のチャンス

葛藤場面にはスタッフが対応します。

怒っている子ども、泣き叫んでいる子ども、一触即発の危機にある子ども達、それらの状態を瞬時に把握して介入します。

原因は何か?どうしたらうまくいくか?解決方法を模索します。

子ども達の話をよく聞いて、どうやったら解決できるのか考えさせます。答えは言いません自分たちで問題を解決するチャンスなのですから。自分で考えて、解決することが大切なのです。

例えば、A君は自分の領域をB君に侵されて怒っています。(Sはスタッフです)

S「どうしたの?」

AB君が僕の所に入ってきた」

BA君の所だって知らなかったもん。A君が僕の所に入ってきたんだよ。」

S「どこまでがA君の所?」

A「ここまでだよ。最初に決めたんだ。」

S「誰が決めたの?」

A「僕だけど。」

SB君はここまでがA君の所だって知ってた?」

B「知らないよ。僕はここまでって最初から決めていたんだ。」

S「誰が決めたの?」

B「僕だけど。」

S「お互いに最初に決めていたんだね。重なっている部分があるね。どうしたら良いと思う?」

A「僕の所にB君が入らなければ良いと思う。」

BA君だって僕の所に入らなければ良いんだ。」

S「それじゃ解決はできないと思うよ。他に提案はないかな?」

しばらく2人は黙りこんでいました。

A「もう一度境界線を決めたらどうかな?」

B「僕もそう思う。どこにする?」

A「ここまでが僕の所で良いかな?」

B「もう少しこっちが良いな。ここまで描いているから。」

A「そうだね。ここで良いよ。」

S「解決できたみたいだね。凄いな。2人で決めたんだね。」

そうやって境界線を引き直すことで、お互いに納得して問題を解決することができました。

 

スタッフはファシリテーター

問題を解決する時に、問題の原因を探り問題点を整理して、解決の方向性を示していくのがファシリテーターの役目です。

大切なことは、解決策は自分たちで見つけさせることです。

「こうやったら良いんじゃないかな?」と答えを示せば、子ども達は自分で考えるチャンスを失ってしまいます。

次に問題が起こった時に、自分で解決した経験があれば、どうやって解決しようか模索して解決策を考えることができるようになります。

問題解決能力は、子ども達が生きていくのに必要不可欠な力です。

みんなと一緒に制作活動をするということは、制作を通して様々な能力を培っていくことだと思います。

 

みんなで作った作品で一緒に遊ぼう!

できた作品で遊ぶ喜びもあります。

ゲームのルールを自分たちで決めて遊びます。

ルール表を壁に貼っておきます。(聞いたことはすぐに忘れる子どもがいるので。)

遊び方を説明しながらやって見せます。(イメージすることが苦手な子どもがいるので)

*みんなで遊びます。(順番を守る・ルールを守る・喧嘩をしないで仲良く遊ぶ)というのが目当てです。

遊んだ感想を言います。(遊んだ感想だけではなく、作品の改善点があれば発表します)

みんなで作った作品を使って遊んで「楽しかった!またやりたい!」という体験は非常に大切です。

共同で何かをすることが苦手な子ども達が多いです。

でも、楽しい体験なら、また次もやってみようという意欲に繋がります。

問題が起きても解決できたことで、次に何かが起こっても自分で何とかしようとするでしょう。

 

制作活動やクッキングは、子ども達の「生きていく力」を培っていく活動なのです。

今回は、制作活動とクッキングについてご紹介しました。

教材

クッキング「ホットケーキ

クッキング「クレープ」

クッキング「ケーキにデコレーションしよう」

SSTカルタを作ろう

福笑いを作ってみよう

牛乳パックでコロコロビー玉を作ろう

図工オリジナルうちわを作ろう

ストラックアウトを作ろう

お話サイコロづくり

クリスマスリースを作ろう

郡山北小学校ことばの教室 中尾和人先生「教材倉庫」です

http://www1.kcn.ne.jp/~nakao/menu.html