SSTで頼み方を教えます!

 

SSTでは、SOSを出せることは大切なスキルだと教えます。

自分が困っている時に、誰かに相談したり、力を貸してもらったりすることは、とても大切です。

 

何に困っているのかが分からない時は、「よく分からないけど困ってるんだ。」と言うことも、SOSを出していることになるんだと教えます。

一緒に問題を整理して、解決できる方向に考えていくことができるからです。

 

自分でも分からないのに、そんなの無理だと思うかもしれません。

でも、発信しなければ、誰にも気づかれずに終わってしまいます。

まずは、困っているということを相手に言わなければ始まりません。

SSTでは、自分からSOSを出すことから始めます。

 

SSTテーマ 「頼み方を身につけよう」

 

1場面(ロールプレイを見る)

算数の時間です。

A君は問題の解き方が分からないので困っています。

A君が「算数なんかつまらない。こんな問題知るか!」と言って教科書を破いてしまいました。

先生は「教科書を破いてはいけません。問題を解きなさい。」と言いました。

A君は、怒って机を倒して教室から出ていきました。

 

2考えてみよう

ロールプレイを見た感想は?

A君は教科書を破いたり、机を倒したり、教室から出て行ったりしたから悪いと思う。」

 

A君は何故教科書を破いたと思う?

「算数の問題が難しかったから。」

「問題の解き方が分からなかったから。」

 

A君はどうしたら良かったと思う?

「先生に教えてもらう。」

「分からないって言ったら良い」

 

どうやって教えてもらったら良いかな?

「先生、問題の解き方が分からないので教えてください。」って言うと良いと思う。

 

どうやって頼んだら良いだろう?

1 困った時に、何で困っているのかを考える。
2
解決方法はないかを自分で考えてみる。
3
困ったことを相談する相手をさがす。
4
困ったことを言葉で伝える言い方を考える。
5
困ったことを相談する。
6
「ありがとう。」と感謝の気持ちを伝える。

 

3やってみよう

2人1組になって、ロールプレイをします。

A君「先生、問題の解き方が分からないので、教えてください。」

 

4練習してみよう

色々な場面で、「頼み方」を練習します。

2人1組で場面カードを引きます。

場面が書いてあるカードを見て、どうやって頼んだら良いのか2人で相談します。

2人でロールプレイをします。

頼んでみた感想や頼まれた感想を発表します。

 

5お助けマンゲーム

場面カードを置いて、スゴロクをします。

お助けマンに当たったら、場面カードを引いて、問題文を読みます。

誰かを指名して、頼んでもらいます。

頼み方を聞いて引き受けようと思ったら、お助けマンは「よっしゃあ!」と言ってガッツポーズをします。

頼み方を聞いて、イマイチと思ったら、「もう1回お願いします。」と言って、相手に考えてもらいます。

指名された人が良い考えが浮かばない時は、「ヘルパーさん」を指名することができます。「ヘルパーカード」をその人に渡します。

ヘルパーカードを渡されたら、一緒に考えてアイデアを教えます。

スゴロクをしながら、頼み方を練習していきます。

 

6振り返り

今日の学習の振り返りをします。わかったことや気がついたこと、感想などを発表します。

チャレンジカード:日常生活で「頼む実践」ができるように宿題を出します。

 

SSTでは、模擬的な場面での練習をしますが、それが実際の場面で使えるようになるには、何回も実践してみて少しずつ身につけられるようにしていくことが大切です。

それ以前に、自分が困っているかどうか分からないけど、イライラしていたり、やる気が起こらなかったりする時に、何故かを考えようとする動機づけになるだろうと思っています。

 

SSTで「頼み方」を学習することで、「困った時には頼んでも良いんだ。」と思えるようになってほしいと思っています。

1人では解決が難しい問題がこれから先も出てくるかもしれません。

そういう時、1人で抱え込まないで、周りに『SOSを出しても良い』ことを知ってほしいと思います。

どうせダメだろうと思い込まないで、勇気を出して言ってほしいです。

そのきっかけになれば良いなと思っています。

 

今回は、SST「頼み方」について紹介しました。

SST教材のコーナーで、授業に使用したワークシートや、場面カードなどを紹介します。