レインボー塾のコミュニケーションタイム(教材入り)

コミュニケーション力はとても大切

人と人とが関係を構築していく上で、コミュニケーション力は不可欠です。

中でも、相手の言葉に対して、自分の考えや意見などを言葉にして返す、いわゆる言葉のキャッチボールが出来ることが最低条件です。

また、言葉だけではなく、相手の表情、口調、選んだ言葉などから、相手の感情を汲み取ることも必要です。

私たちは、日常会話の中で、自然にこのやり取りをして、相手とのコミュニケーションをとっています。

殆ど、無意識に相手の顔色を見たり、相手の言わんとすることを汲み取ったりもしています。

発達障害などで「いき辛さ」を感じている子ども達にとっては、これが非常に難しいのです。

相手の感情などお構いなしに、ベラベラと自分の言いたいことだけを言って、相手が何か言おうとしても、全く気にしません。

相手の話は、殆ど耳に入らず、相手が質問をしても、質問とは関係のない、自分が話したいことを言ってしまいます。

話し合いの場合でも、自分の意見を押し通すので、誰の意見も受け入れようとはしない子どももいます。

相手の表情や口調などを読み取ることが苦手なため、言葉の裏にある意味を汲み取ることもできません。

よく話す子どももいますが、相手との言葉のキャッチボールをしているわけではなく、一方的に自分の興味があることや思いを言っているにすぎません。

このように、コミュニケーションが成り立たない子ども達は、周りの人と関係を築くのが非常に困難になるわけです。

そこで、コミュニケーションをうまく取れるようになる為に、練習が必要になって来ます。

私達が、日常生活の中で、無意識に行なっているコミュニケーションを、少しずつ段階をおって、培っていくことが、とても重要になってきます。

SSTでコミュニケーション力を!

そんなこと、本当に必要なの?って思われる人もいるかもしれません。

でも、現実に、うまく出来ないで、人間関係で悩んでいる子どもが多く存在しているのです。

彼らは、その特性ゆえに、コミュニケーションの方法を、誤学習または未学習で過ごして来ています。

「この子はこんな子だから仕方がない」と決めつけて諦めるのではなく、学習すれば習得できるスキルだと思えば、将来役に立つ資源になります。

SSTでは、子ども達の苦手だとするコミュニケーション力を、ゲーム方式などを使って、楽しく学ぶことが出来るようにしていきます。

最初は、話し方のスキルから入ります。

発達障害、特に自閉症の子どもは、相手の顔を見て話をするのがとても苦手です。

相手の顔(目)を見て話をすることから始めます。

要は、相手を意識して話すことがとても大切なことだということを理解させることです。

相手を意識するのなら、相手が聞こえる声の大きさ(大きすぎてもいけない)を調節することも必要になってきます。

相手の表情や、しぐさ、口調などを読み取ることが苦手な子ども達には、非言語的なコミュニケーション力が必要になってきます。

苦手なことでも、学習すれば、少しずつ意識するようになっていきます。

この、意識すること(気づき)をきっかけに、行動も変わってくると思うのです。

SSTだけでは、全ての場面でうまく適応できるようになることは難しいでしょう。

でも、意識するきっかけを与え、日常生活で使えるように導いていくことはできると思います。

レインボー塾でのコミュニケーションタイム

レインボー塾では、コミュニケーションタイムを実施しています。

コミュニケーションタイムでは、様々な場面でうまくコミュニケーションがとれるように指導していきます。

トレーニングというより、ゲームをしながら、楽しみながら自然にコミュニケーション力を培っていくことを目的としています。

ここでは、いくつかの例を紹介していこうと思います。

自己紹介・他己紹介

学年の始めに、どこでもやっていると思いますが、自己紹介をします。

まず、自己紹介カードに、自分の好きなことや得意なこと、苦手なものや将来の夢などを書いていきます。

これは、頭の中で言うことを整理する役割にもなります。

グループ(5、6人)の中で、自己紹介をしていくのですが、みんなの方を見て、聞こえる声でできれば笑顔で話すことをルールとします。

質問コーナーでは、聞いていた子ども達から質問を受けます。

質問にうまく答えられなくてもパスをしても良いことになっています。

高学年になると、他己紹介というのもやります。

2人1組になって、相手の自己紹介を聞きます。メモを取っても良いです。(短期記憶が弱い子どももいます)

もっと聞きたいことは、質問をします。

相手のことに関心を持ち、相手の話をしっかり聞くことができるようになります。

お互いに自己紹介が終わったら(時間を決めておくと良いと思います)、全員の前で相手の紹介をします。

他己紹介では、自分のことを他人が話すので、抜けていたり、間違っていることもあります。

ですから、必ず「ちゃんと紹介できてる?」と尋ねます。

補足説明が必要な場合は、本人が話しても良いし、相手にこっそり教えても良いことになっています。

他己紹介の例 SST 5年グループ

ユウコさん
ユウコさん

これから他己紹介をしてもらいます。

相手の話を最後までしっかり聞いて、覚えてくださいね。

メモをとっても構いません。

後から、相手の紹介をしてもらいますので、わからない時は、質問をしてね。

恭平
恭平

僕の名前は、恭平です。

風間小学校の5年です。

好きな食べ物は、お好み焼きです。

嫌いな食べ物は野菜全般です。

趣味はYouTubeを見ることと、生き物図鑑を見ることです。

将来はユーチューバーになりたいです。

秀

ちょっと待って。

YouTubeって何?

ユーチューバーってのもよくわからないよ。

恭平
恭平

YouTubeっていうのは、ネットで色々な動画が流れてるチャンネルみたいな物だよ。

スポーツをしてるのもあるし、面白い動画もあるんだ。

人気があるユーチューバーは、たくさんお金が稼げるんだぜ。

秀

凄いなあ。

全く知らない世界だ。

そのYouTubeってどこが面白いの?

恭平
恭平

出てくる人間がキックボードで階段を降りたりしたり、自転車の曲芸乗りをしたり、とにかく面白いんだ。

見てみたら良いよ。

秀

そうなのか。

得意なことはある?

恭平
恭平

そうだなあ。

生き物が好きだから、生き物のことなら、生態やら特技などを言えるよ。

秀

そうなんだ。

僕は全然知らないや。

それじゃあ、苦手なことってある?

恭平
恭平

僕は、とにかく運動が苦手なんだ。

鉄棒で逆上がりしたり、跳び箱を跳んだりするのが特に苦手だな。

ボール運動も嫌いだ。

秀

えーっ!

ドッジボールもしないの?

恭平
恭平

しないよ。

鬼ごっこも嫌だ。

ドロケイって遊びがあるだろ。

あれも嫌でしょうがない。

秀

そうなんだ。

今度は交代して、秀が自己紹介をする番です。

秀

僕の名前は秀です。

森中小学校の5年2組です。

好きな食べ物は、明太味のおかきです。

嫌いな食べ物は、しいたけ、ピーマン、チョコレートです。

得意なことは、スポーツです。

特にサッカーは小1の時からやっていて、リフティングもできます。

苦手なことは、勉強全般です。

授業中じっと座ってるのは退屈でしょうがないです。

恭平
恭平

スポーツが得意なんだ。

凄いなあ。

鉄棒の逆上がりもできるの?

秀

保育園の時からできたよ。

ついでに言うと、跳び箱もマットも得意だよ。

恭平
恭平

へえ、カッコいいなあ。

なんでチョコレートが嫌いなの?

秀

甘いものが好きじゃないんだ。

生クリームとかも、食べると気持ち悪くなるよ。

恭平
恭平

僕は好きだけどな。

後、リフティングって何?

秀

リフティングっていうのは、ボールを膝やお腹でついて、落とさないように続けるんだ。

エアーボールで、やってみようか?

恭平
恭平

うん。

見せてよ。

秀は、エアーボールでリフティングをやって見せました。

恭平
恭平

凄いなあ。

それで落ちないの?他にできることある?

秀

もちろん。

シュートを決めたり、パスを送ったりできるよ。

そう言いながら、シュートやパスの動きをやって見せました。

恭平
恭平

勉強が苦手って言ってたけど、特に何が苦手?

秀

僕は、文章を書いたり、計算をしたりするのが、特に苦手だな。

字を丁寧に書けないし、ケアレスミスっていうの?あれが多いんだ。

計算もそうさ。漢字も覚えられないな。

社会や理科なんて、つまんないし。

実験は好きだけど、結果をまとめたりするのは、いつも女子に任せてる。

さっぱりわからないからね。体育しかできるのがないんだよ。

恭平
恭平

そうなんだ。

将来は何になりたいの?

秀

もちろんプロのサッカー選手さ。

恭平
恭平

そうだろうねえ。

凄いなあ。

ユウコさん
ユウコさん

お互いの自己紹介が終わりましたか?

では、これから他己紹介をしてもらいますね。

相手の紹介をしてくださいね。

もし、間違っていたり、補足することがあったら、後で聞きますね。

秀

彼の名前は、恭平です。

風間小学校の5年生です。

好きな食べ物は、お好み焼きで、嫌いな食べ物は野菜だそうです。

YouTubeを見るのが趣味で、将来はユーチューバーになりたいそうです。

あと、生き物図鑑を見るのが好きで、生き物のことは詳しいそうです。以上

ユウコさん
ユウコさん

恭平君、付け足すことや間違っていることはない?

恭平
恭平

秀が完璧に言ってくれたからないよ。

ユウコさん
ユウコさん

それじゃあ、今度は、恭平が秀の他己紹介をしてね。

恭平
恭平

彼の名前は秀です。

森中小学校の5年2組だったっけ?

得意なことはスポーツ全般で、特にサッカーは少1に時からやっていて、将来はサッカー選手になりたいそうです。

好きな食べ物は?明太おかきって何だ?だそうです。

嫌いな食べ物は、甘いもの、特にチョコレートと生クリーム。

勉強が苦手だそうです。

ユウコさん
ユウコさん

秀、付け足すことや、間違っているところはないかな?

秀

そうだなあ。

まあ概ねOKだね。

明太おかきって何だ?って紹介しながら疑問に思ってるようだから説明すると、明太子って九州の特産品があるだろ?

あのピリッと辛い味のおかきなんだ。

美味しいよ!

みんなも1度食べてみ!

秀の話にみんなは可笑しそうに笑いました。

ユウコさん
ユウコさん

他己紹介を見ていた人で、何か気がついたことやわかったこと、感想などを発表してね。

莉奈
莉奈

恭平の紹介で、YouTubeやユーチューバーって言葉が出てきたけど、よくわからないので、もう少し詳しく教えて!

みんなは知ってるの?

莉奈が他の子ども達を見ながら言いました。

恭平
恭平

秀も知らなかったから説明したんだ。

秀に説明してもらおうか?

秀

えーっ!僕、説明は聞いてたけど、正直まだよくわかってないんだ。

テレビもスポーツ中継しか見ないし、iPadっていうの?あれも一応学習のためにって言われて持ってるけど、只の板状態が続いてて、見たことないんだよ。恭平頼むよ!

さっき他己紹介でさりげなくスルーしたのに、やっぱり質問されちまったな。

秀が大げさにガックリとするので、みんなは大笑いしました。

恭平
恭平

なかなかまだ知らない人もいるので、僕が説明するね。っていうか、僕が持っているiPadで実際に見てもらった方が早いや。

ユウコさん、ここってWi-Fi入ってるよね。

ユウコさん
ユウコさん

もちろん入ってるわよ。

個別指導の時もiPad使って学習している子どももいるしね。

もし良かったら、電子黒板に繋げて、みんなで見られるようにしようか?

恭平
恭平

ありがとう。

流石レインボー塾だな。

スタッフのタロウさんがiPadと電子黒板を繋げました。

恭平
恭平

画面を見て。

ほら、これがYouTubeだよ。

ここの三角マークにタッチすると、色々な動画が出てくるんだ。

例えば、面白動画って検索すると、ほらこんなにいっぱい出てくるだろ!

この中で見たいなって思う動画をクリックすると、動画が動き出すんだ。

ほらね!

みんなは食い入るように電子黒板を見ています。

翔太
翔太

凄いなあ。

こんな世界があるとはね。

京子
京子

百聞は一見にしかずってこのことね。

見たらよくわかったわ。

成る程ね。

これをやってる人がユーチューバーっていうの?

恭平
恭平

そうそう。

フォロワー数が多いと、スポンサーがついて、お金を稼ぐことができるんだぜ。

まあ、一握りの人だろうし、長く続くかも疑問だけどね。

信二
信二

それでもユーチューバーになりたいんだよね。

恭平
恭平

そうなんだ。

僕は生き物関係の動画を配信したいなと思ってる。

信二
信二

そうなんだ。

案外真面目なんだな。

SST教材 自分カード

自分カード

質問じゃんけん

低学年の子どもには、質問じゃんけんというゲームをします。

2人1組で行います。

じゃんけんをして、勝った人が、相手に質問をします。

負けた人は、相手の質問に答えます。その後同じ質問を相手にします。

何回も質問じゃんけんを繰り返します。

5つ質問したら、あるいは5分質問じゃんけんをしたら、他の人とペアーを組みます。

次々に相手を替えていって、全員と組んだら終わりです。

ペアーを替える前に、質問じゃんけんをしてわかったことを発表します。

質問ジャンケンの例 SST  1、2年グループ

ジャンケン✊

拓真
拓真

僕が勝ったから、質問するね。

好きな食べ物は何ですか?

勇仁
勇仁

僕は、イチゴの乗ったショートケーキかな。

甘くて美味しいんだ。君は何が好き?

拓真
拓真

僕はポテトチップスかな。

色々な味があって食べ比べしてるんだ。

ジャンケン✋

勇仁
勇仁

今度は、僕が勝ったから質問するね。

好きな動物は何ですか?

拓真
拓真

うーん、そうだな。

僕は黒豹が好きだな。

動き方がカッコいいんだ。

君はどんな動物が好き?

勇仁
勇仁

僕は、動物ならどれも好きだけど、特に好きなのは、ライオンかな。

百獣の王って言うぐらい貫禄があるからね!

この様に2人1組で質問を5個あるいは、5分間したらペアーチェンジです。

ジャンケン✌️

佳奈
佳奈

私が勝ったから、質問するね。

好きな遊びは何ですか?

アキラ
アキラ

僕の好きな遊びは、LEGOだよ。

いろんな物を作ってるんだ。

君の好きな遊びは何?

佳奈
佳奈

私はあやとりや塗り絵が好きよ。

あやとりはおばあちゃんに教えてもらったんだけど、結構難しいわよ。

塗り絵は動物やお花の絵に色を塗るのが楽しいの。

色々な人とペアを交代しながら、楽しく質問ジャンケンゲームをしています。

サイコロトーキング

やり方は2つあります。

1つは、サイコロを振って🎲、出た目の数字の質問に答えるものです。あらかじめ、目の数字に対する質問が決まっています。

SST教材 サイコロトーキング質問紙

SSTサイコロトーキング質問紙

2つ目は、サイコロ自体に質問が書いてあって、出た目の質問に答えていく方法です。

SST教材 サイコロトーキングのやり方

SSTコミュニケーションサイコロトーキング

サイコロの質問は、レインボー塾の制作タイムで子ども達が作ったサイコロに、自分達で考えた質問が書いてあります。

サイコロトーキングの例 SST 3年グループ

マリコさん
マリコさん

初めにサイコロを振る順番を🎲スティックバーで決めるわね。

1人一本ずつ引いてね。

スティックバーというのは、アイスクリームのバーや割り箸などに、番号が書いてある棒です。

今回は、悠人、匠、飛馬、勝利、涼太、渉の順番に決まりました。

悠人がサイコロを振ります。

お題は、好きな遊びは何ですか?

悠人
悠人

僕は、部屋で列車を走らせるのが好きだな。

駅とか鉄橋を作ってね。

匠は?

匠

僕は、パズルで遊んでるなあ。

ジグソーパズルとかが好きだな。

飛馬は?

飛馬
飛馬

僕も、パズルが好きだな。

あと、テレビゲームかな。

カーレースが好きなんだ。

勝利は?

勝利
勝利

僕は外の公園で遊ぶのが好きだな。

誰かいたら、ボール投げをしたり、ブランコに乗ったりして遊んでる。

涼太は?

涼太
涼太

僕は自転車に乗ってあちこち見て回るのが好きだな。

港や公園や缶詰工場なんかの周りをウロウロしてる。

渉は?

渉

僕は、生き物生態図鑑や、動物図鑑なんかを見るのが好きだな。

あと、冒険物の本を読むのも好きかな。

このようにして、1つの質問に1人1人順番に答えていきます。

全員答えたら、次の人がサイコロを振ります。

同じ質問が出た場合は、サイコロを変えたり、もう一度振ったりします。

ジェスチャーゲーム

発達障害などで「生き辛さ」を感じている子ども達の中には、相手の表情や仕草から、相手の思いや感情を読み取ることが、非常に苦手な子どもが多いです。

この非言語的なコミュニケーションの練習として、レインボー塾では、ジェスチャーゲームを行なっています。

やり方は、スティックバーで順番を決めて、1人にジェスチャーネタカードを見せます。

難しいようだったら、1回だけパスしても良いし、ヘルプカードを出してお助けマンを呼ぶこともできます。

見ている人は、ジェスチャーを見て、何をしているところか?或いは、何になっているところか?を当てます。

正解したら1ポイント。

全員がジェスチャーをした時点で、得点の多い人が勝ちです。

ジェスチャーゲーム 例 SST 6年グループ

タロウさん
タロウさん

これから、ジェスチャーゲームを始めます。

まず、スティックバーで、ジェスチャーをする順番を決めるよ。

真弓、潤也、翔、鈴鹿、徹哉、千佳の順番ですることになりました。

最初にジェスチャーをするのは、真弓です。

お題は、ピアノを弾いているところ

真弓が、椅子に座る真似をします。そして、おもむろに両手を前に出しました。それから指を動かしながら、体を左右に揺らしています。

潤也
潤也

あっ!わかった。

フランケンシュタインだ!

徹哉
徹哉

ちがうよ。

ゾンビだよ。

千佳
千佳

えーっ!

なんか弾いてるような気がするけど。

翔

ああ、そうか。

エレクトーンだよ。

足でリズムを取ってる。

鈴香
鈴香

そうかなあ。

ピアノだと思うけどなあ。

真弓
真弓

鈴鹿、正解。

ピアノを弾いているところだよ。

千佳、惜しかったなあ。

翔も残念でした。

次は、潤也の番です。

お題 トウモロコシを食べているところ

潤也は、両手で何かを持つ動作をしました。

それから顔を左から右に動かしながら、何かを噛む仕草をしました。

徹哉
徹哉

あっ!わかったよ。

横笛を吹いてるんだ。

翔

そうかな。

顔を動かしてるぜ。

真弓
真弓

そうか、ハーモニカだ!

翔

違うんだな。うーんと、もしかして何か食べてる?

徹哉
徹哉

分かったぞ!

スイカの早食い競争だ!

真弓
真弓

スイカだったら、種飛ばしとかもするんじゃない?

鈴香
鈴香

難しいなあ。

顔をこうやって横に動かしながら食べるものって?

徹哉
徹哉

とうもろこしだよ!

歯で噛みながら食べるじゃん。

こうやって。

徹哉が大げさに歯をむき出しながら、とうもろこしを食べるフリをしたので、みんな大笑いしました。

このようにして、声を出さずに表情と動きだけで、何をしているのかを考えていくと、自然に相手の表情や仕草に注目することができるようになっていきます。

SST教材 ジェスチャーゲーム

SSTジェスチャーゲーム「何をしているところでしょう?」

ジェスチャーゲームネタカードpdf

どっちが好きでしょう?(キッズ・低学年向き)

キッズや低学年の子ども達には、どちらが好きかを決めて、どうして好きなのかを話すゲームをします。

ユウコさん
ユウコさん

これから、どっちが好きでしょう?ゲームをします。

真ん中にテープが貼ってあるので、絵カードを見て、好きな方に移動してくださいね。走ったら危ないので、歩いて行ってね。

みんなが集まったら、1人ずつどうして好きなのかをお話しします。

机や椅子を片付けて、ホワイトボードの真ん中に線を引きます。教室の床の真ん中にもテープを貼って線を入れます。

どっちが好きでしょう? 例 キッズSST

お題 ごはんvs.パン

ジュンヤさん
ジュンヤさん

さあ、いくよ!

どっちが好きでしょう?

子ども達が一斉に歩いて、自分の好きな方に行きます。スタッフがそれぞれのグループに1人入って様子を見ています。

みんなが分かれた後、それぞれに好きな理由を言っていきます。

ごはんグループ

ヨシオさん
ヨシオさん

君たちは、ごはんが好きなんだね?

どうして好きなの?

ケンタ
ケンタ

どうしてって、美味しいもん。

トオル
トオル

そうだよね。

ごはんがなくちゃ生きていけないよ!

ジュリ
ジュリ

白くてふわふわで、めっちゃ美味しいよ!

パングループ

マリコさん
マリコさん

あなた達は、パンが好きなのね。

どうしてパンが好きなの?

俊介
俊介

パンにはいっぱい種類があって、食べるのが楽しみだよ。

モモカ
モモカ

パンはふわふわで美味しいよ。

リョウ
リョウ

食パンもカレーパンも大好き!

朝ごはんのジャムをつけて食べるトーストなんて、最高だよ!

みんなが好きな理由を発表し終わったら、次のお題に移ります。

このゲームは、身体を動かすことができるので、飽きやすい子どもでも、参加しやすいです。

また、同じものが好きな仲間に、好きな理由を言うことで、安心して自分の意見を言うことができます。

同じ「どっちが好きでしょう?」のカードを使って、高学年では、ディベートをすることも出来ます。

SST 教材 どっちが好きでしょう?

SST「どっちが好きでしょう」

話し合い活動

話し合い活動は、発達障害などで「生き辛さ」を感じている子ども達には、非常に難しいです。

自分の意見は言いますが、他の人の意見を聞くことが出来ない子どもも多いです。

また、決まったことに納得がいかず、自分の意見を押し通したり、決まったことをやるなら自分は参加しないと言い張る子どももいます。

レインボー塾では、コミュニケーションタイムに、話し合い活動を取り入れています。

レインボー塾では、月に1回、イベントを行なっています。

このイベントの企画、立案、活動計画などを決めていくのが、子ども達です。

話し合い活動のルール

・意見があるときには、手を挙げて、当たったら話をする。
・友達が意見を言っている時は、最後まで聞く。途中で割り込まない。
・意見が違っても怒らないで、お互いの意見を尊重する。
・決まったことには、自分の意見と違っても、従う。
・反対意見を言う時は、理由を言う。
話し合い活動 例 SST4年グループ
マリコさん
マリコさん

これから、次のイベントで行う『たこ焼きパーティー』の、たこ焼きの具について話し合います。

タコは生ものなので、衛生上使うことが出来ません。

何を入れたいか、意見のある人は、手を上げて発表してね。

直人
直人

僕は、ウインナがいいかなと思います。

潤子
潤子

私は、ちくわを小さく切って入れるのが良いと思うわ。

俊哉
俊哉

僕は、トウモロコシを入れるのが良いな。

スイートコーンって缶詰があるよ。

みんなの意見を、スタッフのタロウさんが、ホワイトボードに書いていきます。

謙

僕は、チョコレートを入れるのが良いな。

俊哉
俊哉

えっチョコレート?

おかしいよ、たこ焼きの具じゃないよ。

マリコさん
マリコさん

俊哉、ちゃんと手を挙げて、当たってから発表しようね。

話し合い活動のルールだよ。

俊哉
俊哉

でも、変なんだもん。

優也
優也

変じゃないよ。

ベビーカステラみたいにスイーツにしたら良いよ。

ドライフルーツを入れたりしてさあ。

俊哉
俊哉

それは、もはや、たこ焼きじゃないよ!

優也
優也

そうだけど、1つの案として言ってるんだから、良いと思うよ。

俊哉
俊哉

たこ焼きは、たこ焼きだよ。

ヘンテコなものを入れるんだったら、俺は食べない!

茉莉花
茉莉花

食べなきゃ良いじゃん。

たこ焼き組とスイーツ組に分かれて作って、それぞれで食べたら良いと思うな。

俊哉
俊哉

それじゃあ、全員参加の意味がないじゃないか!

こんな話し合い無駄だよ!

やめたやめた。

潤子
潤子

そんなこと言わずに、一緒に考えてみようよ。

意見が違った時は、どうするんだった?

SSTでやったよね。

俊哉
俊哉

そんなの覚えてないよ!

俺はたこ焼きが食べたいんだ!

でも、ヘンテコな具を入れる話し合いなんか、やっても意味がないよ!

そう言って、俊哉は部屋を出て行ってしまいました。

スタッフのヨシオさんが俊哉を追いかけて行きました。

謙

俊哉は怒って出て行っちゃったけど、話し合いはどうしようか?

マリコさん
マリコさん

そうね。

今、俊哉はきっとクールダウンしてると思うの。

戻って来るまで、このワークシートを書いておくのはどうかな?

それぞれに、どんな具を入れたいのか、書いてみるの。

絵でも良いよ。

そう言って、マリコさんは、みんなにワークシートを配りました。

みんなは、どんな具を入れようか考えながら、書いていきました。

しばらくして、俊哉が、スタッフのヨシオさんと戻ってきました。

俊哉
俊哉

みんな、ごめんな。

俺自分の意見に凝り固まってたよ。

話し合いなのに・・・

自由に意見を言って良いのに、自分と違う意見が出ると、ついカーッとなっちまって。

直人
直人

良いよ。

俊哉の意見もわかるよ。

たこ焼きなのに、スイーツって?おかしいだろって思うよな。

茉莉花
茉莉花

でも、別にこれを入れなくちゃダメって決まっているわけでもないし、作ってみるのも良いかもって思うよ。

優也
優也

甘いのが苦手だったら、無理に食べなくても良いよな。

俺も甘いのはちょっと苦手なんだ。

潤子
潤子

それぞれ、食べたいのを作っていったら良いんじゃないかな。

具を1つに決めなくてもさ。

茉莉花
茉莉花

やっぱり、スイーツ組とたこ焼き組に分かれて、作ってから、みんなで分け合っこするのはどうかな?

苦手な物は食べなくても良いし、その代わり、食べたいものを増やすの。

どう思う?

直人
直人

うん。

それなら、みんなが作りたい物が作れるし、食べたいものが食べれるなあ。

茉莉花って天才だよ!

謙

食いしん坊の俺にとっては、天国みたいだ!

謙の大げさなアクションに、みんなは大笑いしました。

SST教材 たこ焼きの具は?

SSTコミュニケーション「たこ焼きの具は?」

スリーヒントゲーム

スリーヒントゲームとは、ある物を3つのヒントで当てるゲームです。

まず、お題を見て、3つのヒントを考えます。

あまりかけ離れているヒントや、その物ズバリのヒントは避けます。

スリーヒントゲーム 例 SST 5年グループ

ユウコさん
ユウコさん

これから、スリーヒントゲームを始めます。

ワークシートを配るので、お題の物について3つのヒントを考えてね。

順番にヒントを言って、当たったら1ポイントです。

最後にポイント数が多い人が優勝です。

スティックバーで順番を決めます。

今回は、京子、莉奈、信二、恭平、秀、翔太の順番です。

それぞれのポイント数を、スタッフのヨシオさんが、ホワイトボードに書いていきます。

ユウコさん
ユウコさん

それでは、トップバッターは、京子ね。お願いするわね。

京子
京子

これから、3つのヒントを言うよ。

わかったら手を挙げてね。

当たってから、言ってよ。

ヒント、電化製品、冷やす、凍らす。

信二
信二

わかった!楽勝。

冷蔵庫だよ。

京子
京子

正解。

よくわかったねえ。

信二に1ポイント

莉奈
莉奈

次は私の番ね。

割れ物、ご飯、箸。

秀

えーっ!

橋?

恭平
恭平

そうだよ。

箸ね。

お茶碗だよ。

莉奈
莉奈

正解。恭平に1ポイント

秀

なんだ、箸かあ。

同じ発音だから混乱したよ。

信二
信二

次は俺だな。

ヒントは、水、火、沸かす。

翔太
翔太

沸かすだから、ヤカンだよね。

信二
信二

惜しい。

翔太
翔太

えーっ!違うの?

沸かすものって他にあったっけ?

莉奈
莉奈

ああわかった。

電気で沸かすんでしょ?

電気ポット。

信二
信二

正解。莉奈に1ポイント。

このようにして、3つのヒントで、お題の物を当てて行きます。

ヒントを考える時は、聞いている人が、わかるような言葉を考えます。

わかりすぎるのは、すぐ当たってしまうので、そこが思案のしどころです。

答えを考える時は、イメージする力が必要です。

このイメージすることというのが、苦手な子どもが多いです。

ヒントの物を思い浮かべ、それらが結びついて、何ができるのかを想像することが必要になってきます。非常に難しいことです。

SST教材 スリーヒントゲーム

SSTスリーヒントゲーム3

絵を描きましょうゲーム

絵を描きましょうゲームは、2人1組で、相手の言葉を聞きながら絵を描いていくゲームです。

まず、お題の絵を1人が見ます。

その絵を見ながら、どこにどのような物があるのかを、言葉で説明して行きます。

相手は、言葉を聞きながら、画用紙に絵を描いていきます。

質問がある時は、質問をして良いことになっています。

絵が出来上がったら、お題の絵と見比べてみます。

同じように描けていたら、OKです。

交代して、同じように、絵の説明をする人と、描く人に分かれてやります。

絵を描きましょうゲーム 例 SST 6年グループ

タロウさん
タロウさん

これから、絵を描きましょうゲームをします。

2人1組になって、絵の説明をする人と、描く人に分かれます。

じゃんけんでも良いし、スティックバーを使っても良いですよ。

それでは分かれましょう。

スティックバーで、2人1組のペアーを決めます。

じゃんけんをして勝った人が説明役、負けた人が絵を描く役です。(スティックバーを使っても良い。)

タロウさん
タロウさん

これから、絵の説明をする人にだけ、お題の絵を渡します。

描く人には見せないように気をつけてね。

絵の説明をする人に、お題の絵を配ります。

タロウさん
タロウさん

それでは、今から10分間で、絵の説明をしてください。

相手にわかりやすいように、どこにどんな絵を描くのかを考えながら、説明してね。

聞いている人は、画用紙に言われた通りに描いてみて。

分からなかったら、質問をしてな。

潤也
潤也

はじめに、画用紙の真ん中の下側に、四角を描いてね。

翔

どんな四角?正方形?長方形?

潤也
潤也

そうだな。

長四角で横に広がる感じ。

翔

下の真ん中に、長四角ね。

こんな感じかなあ?

潤也
潤也

うん。

次に、長四角の上に三角を描いて。

翔

三角は、長四角にくっついてるの?離れてるの?

 

潤也
潤也

長四角の上にくっついてるよ。

翔

わかった、描いたよ。次は?

潤也
潤也

次は、その三角のところに、縦の長四角を描くんだけど、三角の頂点の左側に描いてね。

翔

うーん難しいなあ。

三角の頂点の左側に、長四角ね。

どのぐらい長いのかなあ。

潤也
潤也

それは、自由に考えて良いよ。

翔

描いたよ。

次は?

潤也
潤也

次は、長四角の方に戻ってね。

長四角の右側に縦の小さな長四角を描いて。

翔

えっ!長四角の右側って、長四角の中の右側?

それとも外の右側?

潤也
潤也

中だよ。

外じゃないよ。

翔

ちゃんと場所を言ってくれないとわからないよ。

潤也
潤也

ごめん。

次は、2つの縦の長四角を、さっきの長四角の横に描いていくんだ。

少し間隔をあけてね。

翔

さっきの長四角の横に描くんだね。

下は、大きな長四角の下につけるの?

潤也
潤也

ああそうだった。

今度の長四角は、さっきの長四角よりも少し小さくて、もう少し上に描くんだった。

翔

大きさと場所をはっきり伝えてくれないと、描けないよ。

潤也
潤也

説明するって、難しいなあ。

とにかく描いて!

翔

まあ、だいたいこんなもんかな?

それから、どうするの?

潤也
潤也

これが難しいんだけど、小さな長四角の上の真ん中から、斜めにサーっと両側に払う感じに描くんだ。

翔

何それ?

上の真ん中からサーっと両側に払う感じって?

こんな風に?

潤也
潤也

凄い!完璧!

よく今の説明でわかったねえ。

翔

大体、何を描こうとしてるのか見当がついてきたからね。

多分これはカーテンだ。

潤也
潤也

凄いなあ!天才だ。

もう1つの長四角にも同じように描いてね。

翔

わかった。

こうだね。

潤也
潤也

凄いなあ。

あっ!忘れてた。

右側の長四角の真ん中に丸だった。

翔

えっ?丸?

ああ、そうか。

丸って小さく描くんだね。

こんな風に。

潤也
潤也

わかったの?ビックリ。

次は、三角の上にある長四角の上に、丸を3つ描くんだ。

翔

ああ、そうか。

わかった。

煙だね。

煙突から出てるんだ。

潤也
潤也

あと1つ。

上の方に、大きな丸。

翔

なんだよ、それ。

どの辺に描くの?

潤也
潤也

上の方だよ。

そうだなあ、右上かな。

翔

曖昧だなあ。

まあ良いや。

こうかな?

潤也
潤也

凄いなあ。

よくわかったね。

翔

それじゃあ、見比べてみようか?

潤也
潤也

だいたい同じだね。

よく僕の説明で、わかったなあ。

感心するよ。

翔

そうでもないよ。

ちゃんと場所や形を言ってくれたから。

このようにして、絵を描いていきます。

できた絵を、みんなに見せて、描いている時の感想を発表します。

潤也
潤也

やっぱり、説明をすることは、難しいなあ。

翔が勘が良いので助かったよ。

どんな形を、どのぐらいの大きさで、どこに描くのかをちゃんと言わないと、相手が困るのがよくわかったよ。

翔

僕は、潤也の説明は、大体良かったと思うよ。

ただ、曖昧な表現だと、どこに描くのか?大きさは?って次々に質問していったから、うまく描けたと思う。

質問することも大事だね。

それと、途中から、何を描いているのかがぼんやりわかってきたから、描きやすかったよ。

徹哉
徹哉

凄いなあ、翔。

僕なんか最後まで、何を描いているのか分からなかったよ!

鈴香
鈴香

それは、私の説明がダメダメだったからだよ。

徹哉
徹哉

そんなことないよ。

ちゃんと説明してくれたから、できたもんな。

千佳
千佳

さっき、翔が言ってたけど、質問をするって、私も大切だと思うわ。

何を質問するのか?どこがわかりにくいのかを伝えることで、相手も自分の説明を捕捉できるもんね。

真弓
真弓

絵を描くのに、こんなに苦労したことはないと思うわ。

でも、凄く勉強になったわ。

説明する方も、絵を描く方も、お互いに協力し合わないと絵は描けないよね。誰も途中で怒り始めなかったし、全員花丸💮じゃない?

真弓の言葉に、みんなも頷きながら、笑顔でお互いの顔を見ていました。

レインボー塾のコミュニケーションタイムでは、この他にもたくさんの活動を行なっています。

カードゲーム♟️ボードゲーム

市販のカードゲームを使って行う場合もあります。

board gameを使って行う場合もあります。

カードゲームでも、コミュニケーションを育てられる物がたくさんあります。

市販の物でも、優れた物でもがあって、うまく組み合わせて使うと、楽しみながらコミュニケーション能力が培われます。

レインボー塾では、市販の物以外にも、レインボー塾オリジナルカードがあります。

カードゲーム 例

ピンチがチャンス

ピンチカードとアイテムがあります。

ピンチカードには、日常生活で困った時の色々な場面が書いてあります。

アイテムカードには、様々な道具が書いてあります。

まずはじめに、カードを見る順番を決めます。

アイテムカードは1人5枚配ります。

ピンチカードを山札にして、上から1枚捲ります。

ピンチ場面を読みます。

ピンチを抜け出すためのアイテムを3つ選びます。

どうやってピンチをアイテムを使って抜け出すのかを、みんなに説明します。

聞いているみんなは、納得したら良いね👍カードを出します。

良いね👍カードの数を記録します。

次の人がピンチカードを見ます。

アイテムの使い方が分からなかったら、ヘルプカードを出してお助けマンを呼んでも良いことになっています。お助けマンと一緒に、ピンチの抜け出し方を考えます。

ピンチ場面は、学校生活や家庭生活の中で、子ども達が困りそうな場面が書いてあります。

どの様に解決するのかを考える事で、問題解決能力も培われます。

SST級材 ピンチがチャンス

ピンチがチャンス

いいねカード

ヘルプカード

お助けマンカード

チョコっとアドバイスカード

ボードゲーム 例

レインボーすごろく

レインボー塾オリジナルボードゲームです。

すごろくの形式ですが、質問カードだけを使ってもできます。

質問カードは5つ

挨拶カード:挨拶をする場面が書いてあります。どんな言葉をどんな表情で言うかを考えます。

場面カード:日常生活で困った場面が書いてあります。SSTを使って考えます。

アクションカード:様々なアクションが書いてあります。身体を使って表現します。

?カード:自分自身についての質問が書いてあります。自分について考えます。

レインボーカード:将来の職業が書いてあります。自分だったらどうしたいのかを考えます。

ゲームでは、まず順番を決めます。

スタート地点に、自分のキャラクターを置きます。

最初の人からサイコロを振ります。

サイコロの目に沿って進みます。

止まった所にカード名が書いてあるので、そのカードを1枚取ります。

カードに書いてある質問に答えます。

次の人がサイコロを振ります。

ゴールはないので、勝ち負けはありません。

時間を決めたり、1人何回サイコロを振るかで終了を決めます。

このゲームで1番大切な事は、質問に正直に答えたり指示に従って動いたりする事です。

自分の事を話すことや人の話を聞く事は、基本のスキルです。

質問に答えることで、自分がどう思ってどう行動するかを考えることができます。

SST教材 レインボーすごろく

挨拶カード7改訂版レインボーカード入り

SSTレインボースゴロク

 

コミュニケーション力を培うには、様々な方法があります。

レインボー塾では、ゲームや遊びを通して楽しく学べる方法で活動を行なっています。

 

今回は、レインボー塾のコミュニケーションタイムを紹介しました。

レインボー塾では、まだまだたくさんの活動をしています。

少しずつ紹介していきますね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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