第9話 とらネコ先生 登る(前編)をご覧になりたい方は→こちらをクリック
私の愛するトラ猫「ミューニャン」が天国に旅立ってから1年が過ぎた頃、私の身体に異変が!なんと!私はとらネコ「ミューニャン」に変身してしまったのです!!
こうして私は、昼間は「レインボー塾」の先生(通称レインボーばあば)として、レインボー塾に通う子ども達を支援し、夜はとらネコ「ミューニャン」(通称マダムM)として、猫の仲間達と一緒に暮らす毎日を送るようになりました。
優也がレインボー塾に来た経緯
優也がレインボー塾に通うようになったのは、彼のおばあちゃんの要望があったからです。
施設から優也を、父親が引き取ってからは、主におばあちゃんが優也の世話をしています。
優也は、何故引き取られたのか知りません。
いきなり、今までいた場所から環境が全く違う場所に連れてこられて、混乱し、不安から怒りでいっぱいの状態が続いていました。
おばあちゃんは、困り果てて、団地の近所の人に相談したらしいのです。
たまたま、その人の孫がレインボー塾(キッズSST)に通っていたので、紹介してもらったと言っていました。
ある日、おばあちゃんが電話をかけてきて、教育相談をすることになりました。
私は、カウンセラーのキョウコさんと一緒に会うことにしました。
午前中だったので、空いているレインボーサロンでお話を聞くことにしました。
レインボー塾の塾長です。
今日はよくいらっしゃってくださいましたね。
こちらはカウンセラーのキョウコさんです。
よろしくお願いしますね。
お忙しい所無理なお願いをして、申し訳ありません。
でも、この塾はとても素晴らしいと友達が言っていたので、ぜひお願いしたいと思ってやってきました。
そうですか。
何かお困りなことがあるということですが、どんなことでしょう?
孫の優也のことです。
私には息子が2人います。
長男の方が、若くして結婚をしたのですが、うまくいかず数年で離婚してしまいました。
その後は、母親が2人の子供を引き取って、全く連絡できない状態になりました。
息子はもう諦めたと思っていたのですが、ずっと調べていたみたいで、数ヶ月前に、優也が施設にいることがわかったんです。
息子は、優也を引き取ろうと決心しました。
でも、優也の弟の方は自分の子供ではないそうです。
それに別の施設に預けられていたので、今回は優也だけを連れてきました。
それは、大変でしたね。
優也のお母さんはどうしているんですか?
母親は、ネグレクトで児童虐待の恐れがあると判断されて逮捕されたそうです。
児童相談所は保護者なしとして、施設に入れてしまったようです。
まあ、それは可哀想でしたね。
お父さんが引き取ってくれて良かったじゃないですか。
でも、優也は納得していないんです。
施設に入る前は、学校にも行ってなくて、家で弟と一緒にいたそうです。
何日も母親が留守をすることもあったらしくて、近所のお店でお菓子を万引きしている所を見つかって、虐待が発覚したそうです。
そんな幼い頃の暮らしに比べると施設は天国だったと思います。
ちゃんと食事ができて、学校にもいかせて貰えて、友達もできて・・・
そうだったんですね。
優也は本当に辛い思いを抱きながら小さい頃を過ごしていたんでしょうねえ。施設では誰かにお世話をして貰えて、学校にも行けて、友達もできたんですもの、やっと幸せになったところだったんでしょうね。
そうなんです。
だから、いきなり息子が連れてきたのが不満でいっぱいなのはわかるんですけど・・・
不満に思ってるし、不安もいっぱいで、どうしたら良いのかわからない苛立ちがあるでしょうね。
何を言っても、反抗的な目で睨むし、ご飯はまずくて食べられないと撒き散らしてしまうし、ガラス窓も拳で割るし、家の中で暴れるので、手がつけられないんです。
もうどうしたら良いのか・・・
2人の息子を育ててきましたから、男の子がやんちゃなのはわかってるつもりでしたが、もうお手上げです。
それは辛い日々を過ごしてらっしゃったんですね。
私はおばあちゃんの苦悩がよくわかるし、優也の気持ちもよくわかるので、胸が引き裂かれそうでした。
私は気持ちを落ち着かせようと、カモミールティーを淹れておばあちゃんにも手渡しました。
おばあちゃんは、カモミールのお茶を少しずつ飲んでから、
学校でも大変だそうです。
授業中も教科書は開かない、ノートも出さない、授業も妨害するそうです。
学級の友達との喧嘩も絶えないそうです。
箒を振り回してガラス窓を割ったり、先生や友達に暴言を吐いたり、殴ったりするそうです。
何かを言われると、反抗的な目で睨みつけて、話を聞こうともしないらしいです。
この前は、学校から抜け出して、駅の方へ歩いている所を、近所の人が見かけて学校に連絡したそうです。
もう滅茶苦茶で・・・学校から電話がかかって来る度に迎えに行くのですが、帰ってからはますます荒れて・・・
本当に怒涛のような日々ですよね。
反抗期のお子さんを持つと、よく同じような話を聞きますが、優也の場合、原因がなんとなくわかりますよね。
優也にしたら、前の暮しの方が良かったんでしょうね。
でも、実の親がいるのに、施設で育つなんて!
やっぱり息子が引き取ったのは間違いではないと思うんです。
そうですよね。
でも優也は、まだ気持ちの整理が出来ていない状態なんだと思います。
じっくり時間をかけて様子を見て行くことが必要じゃないかと思いますよ。
今は心の中に吹き荒れてる嵐みたいな怒りを発散させる時期だと思うんです。
それまで黙って聴いていたキョウコさんが、おばあちゃんの目を見て言いました。
怒りを発散・・・でも十分発散してるんじゃないですか?
毎日暴れて!
そうですよね。
でも、怒りの発散の仕方を、もっと安全で、本人も周りも傷つかないやり方を教えるんです。
色々な方法がありますよ。
そうなんですか?
そんな魔法のような方法があるなら、お願いしたいです。
私はカウンセラーとしてのキョウコさんをとても信頼していますので、この件はしばらくキョウコさんに預けてみようと思いました。
レンボー塾に初めて来た優也
初めて優也がレンボー塾にやってきたのは、今から1ヶ月程前の午前中でした。
こんにちは!
私はこの塾の塾長です。
みんなはレインボーばあばって呼ぶのよ。
婆さんだから?
そうだね。あなたの名前は?
俺は優也。
ばあちゃんがどうしても行けって言うから、嫌だけど来てやった。
そうなんだ。
嫌だったのに、来てくれてありがとうネ優也。
今日はここの見学をしようか?
レインボー塾っていうのよ。
ここ全部塾なの?
いいえ、1階と2階が塾で、3階がクリニック、4階と5階が、私の家よ。
この建物自体がレインボーフィールドなの。
凄いなあ。
でっかい。
1階には、何があるの?
少しずつ見ていこうね。
1階は、レインボー塾のSSTルームとプレイルーム、それにみんなが待っているウェイティングルーム、保護者が待っているレインボーサロンなんかがあるのよ。
私は優也を、ウェイティングルームに連れて行きました。
ウェーティングルームには、様々な図鑑や子どもの興味がありそうな本、レゴ、パズル、おもちゃなどが置いてあります。パソコンやタブレットもあります。
誰でも自分の好きな物で遊ぶことができます。
水とお茶のサーバーもあります。
床には絨毯が敷いてあって、ソファーも壁際に置かれています。
ここにあるものは、自由に使って遊んでくれても良いのよ。
みんなそれぞれに、興味があるもので遊んでいるわ。
これ全部勝手に使って良いの?
優也は最初に組み立てパズルの所に行きました。
ジグソーパズルや、木で出来たパズルが置いてあります。
それから、ドミノ倒しの木の板が入っている箱を出して、木の板を並べ始めました。
ドミノ倒しが気に入ったようです。
私はしばらく見ていました。
優也は熱心にドミノを作っていましたが、急に全てをなぎ倒してバラバラになった木の板を投げ始めました。
私は板が当たらないところで、優也を見ていました。
しばらくして、怒りが収まったのか、板を撒き散らすのは止めて、床にしゃがみこみました。
俺、こんな所に来たくなかったんだ。
前にいた所の方がずっと良かったんだ。
勝手に連れてきやがって・・・
そうなのね。
嫌だったでしょうね。
勝手に連れてこられたのは。
前の所に帰りたいのね。
そうだよ!
こんな所は俺のいる場所じゃないよ!
父ちゃんもばあちゃんも大っ嫌いだ!
優也はしばらく下を向いて項垂れていました。
私はそーっと優也のそばに行きました。
マダムMの時の方がうまくできるような気がしたけど、今はレインボーばあばだから慎重にしなければなりません。
優也の隣で床にしゃがんで、バラバラになったドミノの板を見ていました。
俺、いっつもこうなんだ。
すぐにキレて失敗しちまう・・・
ドミノの板を投げたって、全然失敗じゃないよ。
別にルールがあるわけじゃないし。
人に当たって怪我をさせたらNGだけどね。
えっ!怒んないの?
メチャクチャにしちゃったのに。
もしかしたら、当たってたかも。
片付ければ良いことだし、私はこう見えて敏捷だから、当たってないでしょ!一緒に片付ける?
優也はノロノロと立ち上がって、あちこちに飛んだ板を拾い始めました。
私も手近な板を拾って、ドミノが入っている箱に入れました。
優也は、最後の板を箱に入れて、棚に戻しました。
片付けてくれてありがとね!
助かったわ。
うん。
優也は少し元気を取り戻したようです。
SSTルーム(教室)をさっと見てから、プレイルームに行きました。
プレイルームは、フローリング加工がしてある床があって、体育館のミニ版のような作りになっています。
教材倉庫には、跳び箱、マット、雲底、登り棒などの運動器具が入っています。
棚には、フリスビーやラケット、ピン球などが入った箱や、色々な種類のボールが入ったカゴが置いてあります。
子ども達が作った遊具もあります。ダンボールで作ったストラックアウト、ペットボトルボウリング、カーリングセット、輪投げなどが、1つの棚を占領しています。
うわー広いなあ。
ここで何をするの?
ウォーミングアップって言って、身体を動かす練習をするの。
サーキットトレーニングは、跳び箱やマットや平均台なんかを使って、ぐるぐる回りながら運動をするのよ。
レインボー塾の子ども達で作ったストラックアウトをしたり、ペットボトルボウリングをしたりすることもあるの。
へえ、楽しそうだなあ。
やってみたいな。
良いよ、何をする?
そうだな。
あっ!これ卓球の球とラケットだよね。
卓球台もあるの?
あるけど、もっとダイナミックなやり方もあるよ。
床卓球といって、床にテープで線を入れて、卓球をするの。
やってみる?
うん、面白そうだな。
でも、相手がレインボーばあばだと、心配だなあ。
どこか怪我したら大変だよ。
大丈夫よ!チョットぐらい動いたって壊れたりしないから。
そう言うなら・・・
そんなに心配なら、うちの若手を呼んであげる。
ちょっと待ってて。
私はインターフォンでスタッフを呼びました。
床にテープを貼っていると、スタッフのタロウさんがやってきました。
やあ、僕はタロウだよ。
レインボー塾のスタッフ。
君は?
俺優也。
床卓球をやりたいんだって?
一緒にやろうな。
ルールは簡単。
床のテープを超えたらOK。
台はないから、はみ出すことはないよ。
でも床全体が台の代わりだから、守備範囲も広くなるよ。
わかった、こんなの初めてだよ。
それじゃあ、始めような。
そっちからサーブして良いよ。
そうやって、2人は床卓球を始めました。
優也は自分でも言ってたけど、運動神経抜群です。
勘も良いし、狙い所もバッチリで、あっという間に先取点を取っていました。
私は、2人が楽しそうに床卓球をしているのを、ベンチに座って見ていました。
これが、本来の優也の姿なのでしょう。
さっきは私の身体も心配してくれました。
まあチョッと私のプライドはヒリヒリしてますけどね。(だって気遣われるほど歳だってことでしょ?)
優也は、本当は活発で優しい子どもだと思います。
2人が床卓球を楽しんだ後に、私は優也を連れて、2階のフロアーに行きました。
ここには何があるの?
個別学習って言って、1人づつ個別で学習する部屋が5つあるのよ。
他には、キッチン&ダイニング、そこではクッキングをするのよ。
カウンセラーの部屋が2つあって、小さなプレイルームもあるわ。
スタッフがミーティングをするスタッフルームもあるわよ。
たくさん部屋があるんだなあ。
クッキングもするの?
そう、イベントなんかで色々作るわ。
スイーツもね。
良いなあ。
俺、料理わりかしできるんだぜ。
凄いじゃないの!
ぜひ参加して、その料理の腕を見せてね。
私は、キッチン&ダイニングに優也を連れて行きました。
わあ広いなあ。
学校の調理室より綺麗だ。
この大きなテーブルで食べるの?
そうよ。
ホットケーキやクレープなんかも食べられるわよ。
優也は熱心にキッチンを見ていました。
そろそろ他の部屋も見てみようか?
私達はカウンセリングルームへ向かいました。
カウンセラーと優也
こんにちは。
私はカウンセラーのキョウコよ。
よろしくね。
カウンセリングルームに入ると、キョウコさんが言いました。
俺優也。
キョウコさんはカウンセラー?
カウンセラーって何するの?
そうよ。よろしくね。
カウンセラーっていうのは、色々なことで辛い思いをしている人の悩みを聴いて、一緒に幸せになるお手伝いをするのよ。
部屋を見てみる?
うん。
キョウコさんが、部屋の中を案内しました。
デスクと椅子、ソファーが置いてあります。窓からは、木々の茂みの間から裏庭が見えます。
箱庭の横で優也が立ち止まりました。
これ面白そうだな。
人形とか動かしても良いの?
良いわよ。
やってみたい?
うん。
勝手に動かしても怒られない?
勿論よ。
優也の好きなように動かして良いのよ。
それから、優也は箱庭を作っていきました。
優也は兵士を使って、川の両側で戦争をしているような形を作り始めました。
私は、少し離れたところから優也を見ていました。
箱庭療法は、箱に入っている砂やミニチュア玩具を使って、好きなように配置して、心の中を描いて安全に心を癒していく心理療法の1つです。
優也が今熱心に作っているのは、今の優也の心を描いているものだと思います。
専門的なことはキョウコさんに任せて、私は優也の表情を見ていました。
穏やかだった優也の顔が、次第に険しくなっていきました。
殆ど怒った表情になり、兵士はどんどん殺されています。
ミニチュアの木も動物達もみんななぎ倒されて、川だけになりました。
しばらくして、優也が悲しい顔で、下を向いてしまいました。
手を動かそうともしないで、じーっと死んだ兵士を見ています。
私は優也のそばに行こうとしましたが、キョウコさんがそっと優也の肩に触れて合図を送ってきたので、そのまま椅子に座りました。
俺さあ、自分がどこにいるかわからないんだよ。
居場所っていうのかな。
ここじゃないってことはわかっているんだけど、どうしたら良いのか全然わからないんだ。
そうなのね。
辛いよね。
今までの生活が変わっちゃったんだからね。
ああ、前の暮らしに戻りたいのに、もう戻れないんだ。
父ちゃんが勝手に連れて来たからな。
勝手に連れてこられて嫌だったのね。
自分がいる場所じゃないって思ってるのね。
そうだよ!
俺のいる場所じゃないんだ!
どうしても我慢できない!
どうすれば良いんだよお!
そうだね。どうすれば良いのか?
これから一緒に考えてみようか?
・・・・
優也はしばらく黙り込んでいました。
それから、窓の方に行って、窓から見える裏庭を眺めています。
木々の梢の間から、裏庭の畑や花壇が見えます。
裏庭は、野菜を作っている畑と、様々な花が咲き乱れる花壇、ハーブ園などがあります。
クッキングで使う材料の野菜やハーブをここで育てているのです。
裏山には、木々が茂って、穏やかな日を受けて緑が濃くなっています。
俺は怒りが急に湧いてくるんだ。
稲妻のように。
そうなると、自分でも止められなくて・・・
怒って当然だもの、怒りが湧いてくるのは当たり前だよ。
怒って良いんだよ!
でも、すぐに暴言を吐いたり、殴ったり、物を壊したりしてしまう。
それで、後から後悔してるんだね。
辛いよね。
うん・・・
怒っても良いけど、怒り方を変えてみるってのはどう?
怒り方を変える?
意味不明だけど。
つまり、怒った時に、人を殴ったりしない方法を考えるのよ。
だって、怒りが湧いて来たら、頭の中真っ赤になって、何をしてるのかわからなくなっちゃうんだよ!
どうやって、変えるのさ!
そうねえ。難しいよね。
だから、これから一緒に考えていきましょうよ。
優也は黙ってキョウコさんの顔を睨みつけていました。
しばらく睨んでいましたが、フッと息を吐いて言いました。
OK、わかった。
信じるよ。
キョウコさんが笑顔で優也を見ました。
信じてくれて嬉しいわ。
これからも宜しくね。
今日は見学だけなので、カウンセリングは次回からになります。
優也について
優也は発達障害ではないと思います。(クリニックのダーリン(児童精神科医)に検査してもらいますが)
環境が急激に変化した為に、感情のコントロールができない状態になっているのでしょう。
グループでSSTをするよりも、カウンセリングで怒りの発散の方法を学んでいく方が適切だと判断しました。
しばらく様子を見て、グループのSSTに入れそうなら、入れていくことになりました(先日のスタッフ会議で話し合った結果です)
さよならの時間
優也と私は、レインボーサロンで待っている優也のおばあさんの所に戻りました。
優也、どうだった?
面白いところだったよ。
凄く気に入った。
おもちゃもたくさんあって、運動もできるし、料理だってできるんだぜ!
ここなら来ても良いや。
そうなの。
それは良かったわ。
優也は、運動神経抜群ね!
他にも色々特技があるみたいだし、楽しみだわ。
そう言っていただけると、凄く嬉しいです。
これからも宜しくお願いします。
勿論ですよ。
優也さえ良ければ、日にちを決めて来てもらいましょう。
それで良いかな?優也。
うん、良いよ。
またプレイルームで遊びたいな。
2階にも小さいけれどプレイルームがあるのよ。
カウンセラーが使う所だけど、いつでも使えるわよ。
わかった。
今日は色々ありがとう。
レインボーばあば。
また今度ね。バイバイ。
優也はおばあちゃんと一緒に駐車場の方に向かっていきました。
来た時はムスッとして怒った顔の優也でしたが、帰っていく時は笑顔になって本来の優しい優也になっていました。
まだまだ、これからが大変だと思います。
まだ幼すぎて、大人の事情は理解できないでしょう。
良かれと思って決断した父親の判断を理解しろといっても無理があるでしょう。
でも、お父さんとおばあさんとが、愛情を持って一緒に暮らしていくうちに、だんだんここが居場所になっていくと思います。
長い時間がかかるかもしれませんが、これから少しずつ変わっていってくれたら良いなと思います。
優也が毎日笑顔で過ごせる日が来ることを強く願っている、とらネコ先生ことマダムMでした。
とらネコ先生とレインボー塾の子ども達の話はまだまだ続きます。
どんな子どもが出てくるのか?
どんなネコ仲間が登場するのか?
次回のお楽しみです!